日本で最大のスクーターツーリングイベント
海の日を含む三連休。毎年、瀬戸内海に浮かぶ小豆島では新旧イタリアンスクーター、国産旧車スクーターがそこら中を走ってます。
西日本のみならず、関東や九州などのスクーターフリークも参加する2泊3日のツーリングイベント「ビッグランブリング」が開催されるからで、全国から集まるスクーターは毎年100台オーバー(!)にもなります。
主宰は岡山のスクーターショップ「バーンナップス」のオノダ氏と、岡山を中心に活動するスクーターチーム「フットボーダーズ」のメンバー。年々参加者を増やし続けるこのイベントはスクーター乗りなら1度は参加したいイベントです。
海、音楽、
ワインディングロード
このイベントはさまざまな"夏のお楽しみ要素"を含んでいます。
イベントのための準備に始まり、道中のツーリングやフェリーによる移動が期待感を煽ります。
島に着いてワインディングロードを気ままに走り、スクーターとすれ違う度に誰かわからなくても手を上げ挨拶したりするのが気持ちよく、会場では参加者やスタッフが持ち寄ったレコードでのDJプレイをBGMに、……それぞれが思い思いの時間を過ごすのです。
イベントは2泊3日のキャンプイベント(2日目からの参加OK)とあって、スクーター乗りの悩みのタネ「飲酒運転」から開放されます。
だから夜は行きつけのクラグや居酒屋さながらの風景がそこかしこにあり、スクーターを通じて知り合った仲にとっては昼夜問わず話が尽きる事はないのです。
全国のスクーターフリークとの交流とカルチャーショック
インターネットが普及した現在、SNSやブログなどを通じてニッチな楽しみを共有し、交流を深める事が出来るようになりました。
しかしネット上では出来ない交流が持てるのも、このイベントの楽しみのひとつです。
全国各地に点在するスクーターフリークが集合するとあって、個性や趣向の違いにお互いがカルチャーショックを受け、初期衝動が生まれることもしばしばです。
純正スタイルを敬愛する人、稀少車を保存する人、ファッション性を追及する人、エンジンチューンカスタム派、DIY好き……などなど個々人の趣向が表現さ れるスクーターであるのと同時に、地域やショップ、クラブチームによってさまざまなスタイルの色が出ているのもおもしろいところだと思います。ジャンルに 縛られないイベントなので、必ず気の合う仲間に知り合う事が出来ると思います。
終わりに、そして来年はあなたもぜひ!
この記事を書くにあたって主宰のオノダ氏に連絡をとったら、「好きに書いて〜。けどあんまいい事ばっかり書くなよ〜」と釘を刺されました(笑)。
悪い所を探すのは難しいイベント。でも、あえて参加するにあたっての注意点を書くとします(あくまでも個人的主観によるものですが……)。
注意点その1としては、夜は酔っぱらいが多数出没します。愛のあるスルースキルを有する人、もしくはそれ以上に酔っぱらえる人推奨です(笑)。
注意点その2としては、単独参加でガス欠なんぞになると酔っぱらった人達に愛の説教を受けることになります。スクーターの管理は自分で出来る人推奨です(笑)。
来年は15周年とあって、さらに多くの参加者がこの島を目指すことでしょう。
今年は終わったばかりですが、ビッグランブリングシンドローム達は、すでに日本各地で来年を楽しみにしているはずです。